N中1985年度2年8組学級通信「わ！」から その12

 　N中1985年度2年8組の学級通信はもう終わりです。あらためて読み直してみると、生徒たちに文句ばかり言っていたような気がします。これではいい学級経営はできなかっただろうなと反省することだらけです。 N中1985年度2年8組のみんな、ごめんなさい。

　明日からは昭和62年度1年2組の学級通信になります。私が少しは教師として進歩してきたかという視点などでお読みいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

　今日は3年生の卒業式前に生徒たちに配った「わ！」の一部を載せました。コロナで今の子たちは学校生活の節目を体験することができなくなっています。世間では勉強が遅れることをひどく憂慮しているようですが、私は基本、勉強はやる気になればいつでもできると思っています。できないのは教育です。学校でのいろいろな儀式や行事、道徳や学級活動での仲間や先生との議論やさまざまな取り組み等々、オンラインなどでは決して得ることができないものだと思います。なんとかこれからの子どもたちに人間として豊かに生きられる方法を考えていってやらなければいけないと思います。仲間との距離をあけていては心は育たないのではないでしょうか。子どもの心は我々が考えているよりずっと繊細です。命も経済ももちろん大切ですが、これからの世界を担う子どもたちも本当に大切です。急がなければなりません。リタイアしたものが勝手なことを言って申し訳ありませんが多くの先生たちが知恵をしぼって新たな教育を考え出していって欲しいと心から願っています。