M中2002年度2年4組学級通信「わ！」から その11

　今回の学級通信「わ！」の中に　『この夏一番！体験レポート』を子どもたちに書かせるための見本に使ったプリントが挟まっていた。

　プリントには約２０年前に親友３人で台湾旅行をした時の思い出が書いてあった。今でこそ笑えるが、一つ間違えたら我々３人は２０年前に死んでいたと思う。エンジンから火をふいている飛行機の中で、とにかく地上に降りたいと願ったことを思い出す。上空から、引き返した関空の地上の様子を見ると多くの消防車が遠巻きに停まっていて相当やばいことになっているなと感じて、遺書を書くべきか悩んだ気もする。何とか無事に着陸をしたのだがそこから再入国をするのに数時間かかり、パスポートに初めてVOIDというはんこが押されて何となくすごいなあと思ってしまったノーテンキな自分がいた。結局その日は空港近くのホテルに泊まり、懲りもせずに次の日に旅行を決行し、楽しい台湾旅行を満喫した。

　親友２人も同じような感覚の持ち主らしく、あれほど恐ろしい体験をしたにもかかわらずだれも旅行をやめようとはいわず、持つべきものは気の合う友人だと痛感した出来事だった。今は海外に行けないけれど、体力が残っているうちにまた３婆旅行ができるといいなとおもっている。